兵庫県西宮市の小児科・アレルギー科

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てらしまのひとり言

兵庫県立こども病院へ行ってきました‼  No.1

3月10日の水曜日、瓦木北保育所の月例健診終了後に、用事があって、ポートアイランドの兵庫県立こども病院へ出かけました。メールで連絡を取り合って、勤務時間外に待ち合わせをして、周産期医療センター新生児内科部長の芳本先生を訪問しました。 移転後のこども病院には、行ったことがないので、見学も兼ねて、訪問が少し楽しみです。

 

道路をはさんで、向かい側に家具のIKEAがあります。

 

早速用事を済ませた後、施設案内の時間を作って頂きました。小児科専攻医(レジデント)の先生にお願いして、医局で芳本部長と一緒に写真を1枚パチリ!

医局へ向かう廊下は、少しシュールですね。

入室して、こども病院の新生児室の充実した設備にびっくりしました。~ECMOが回路交換をしながら、3週間以上回せるようになって3例の重症例が救命できた事。私が新生児医療に取り組んでいた当時は、ECMOは3日間迄で勝負をつけるように、それ以上は回路が持たない、回路交換もできない時代でした。~NICU内に、オペ室を作って横隔膜ヘルニアなどの重症小児外科疾患に迅速に対応して手術を行っている事。~NO吸入療法が当たり前のように一般的な医療行為として施行されている事など、驚嘆しました。NO(一酸化窒素)吸入療法とは、強力な平滑筋拡張物質であるNOを、直接、経気道的に肺胞に投与する肺血管拡張療法の事です。

 

NICU内のOPE室です。横隔膜ヘルニアなどの重症小児外科疾患に迅速に対応して手術を行います。写真の左上には、手術の際に使用される照明器具で、手元に影ができにくい無影灯が見られます。

また、NICU(新生児集中治療管理室)と隣接しているGCU(回復治療室)の両方の広さに驚きました。それぞれ小学校の体育館の1.5倍ぐらいの広さがあります。ちなみにGCU(新生児回復室)とは、NICUで治療を受け、状態が安定してきた赤ちゃんが、 引き続きケアを受けるお部屋です。こちらも同じ位の広さがあります。

NICU内の写真です。

完成後しばらくしてから、今の天皇陛下が県立こども病院を見学に来られたそうで、その折に芳本先生がNICU内を案内しましたとの事です。

 

~GCU内の写真です。

 

写真からでも、広さが伝わるでしょうか?

No2へ続きます。

2021年3月13日