兵庫県西宮市の小児科・アレルギー科

てらしまのひとり言

子宮頸がん予防ワクチン(=HPVワクチン)の接種を4月1日より開始します‼

西宮北口駅直結のアクタ西宮東館4階で、小児科・アレルギー科を開院している「てらしまこどもクリニック」 院長の寺島です。

地域の皆様の健康の為に、お役に立ちたいとの思いから、本年4月1日より、子宮頸がん予防ワクチン(=HPVワクチン)の接種を開始致します。3月25日より、ネットからの予約が可能となっております。

子宮頸がん予防ワクチン(=HPVワクチン)の接種は、平成25年6月より個別通知などの積極的な勧奨は差し控えられています。日本ではワクチンの副作用を心配し、接種しない人が大多数ですが、実は世界中でHPVワクチン接種は行われており、その有効性や安全性が証明されています。接種を希望される方は、スマホの順番予約の画面から、ネットで予約を取って下さい。本日からネット予約が可能となる様に、予約システムの担当者にセッティングを行ってもらいました。順番予約の画面の、右上の「予約メニュー」横線3本から中に入って行けます。 

以下、ポイントです。

昨年末、複数名の中学生女児の母親から、子宮頸がん予防ワクチンについての質問を受け、現在積極的な勧奨は差し控えられてはいるものの「定期接種である」旨説明したところ、今まで寺島さんでずーっとワクチンを受けてきたので、受けるなら寺島さんでお願いしたいとの要望を受けた事が、契機の1つとなりました。

 子宮頸がんはそもそもが、婦人科疾患ではありますが、兵庫県産科婦人科学会の会長の「山崎 峰夫」先生からも12月末にHPVワクチン定期予防接種のポスター掲示のお願いとして、当院にも文書が郵送されてきました。
また、日本小児科医会からもHPVワクチン啓蒙のためのポスターが郵送されてきております。
 
 積極的な勧奨が再開されるまで、じっと待っているのではなく、「地域の女性の方々が、将来子宮頸がんにならないように」当院でも接種を行っていこうと決断しました。

  寺島君は、意外と皆様のご意見で動きます。 

12歳~16歳 (小学校6年生~高校1年生相当)の女子が対象となりますが、40歳ぐらいまでは、接種が推奨されています。もう少し、詳しく申しますと令和2年度対象者は平成16年4月2日~平成21年4月1日生の女子になります。

③実は、7年近く積極的な勧奨が差し控えられた為に、定期接種の対象年齢が過ぎてしまった女子がたくさんおられます。対象年齢を過ぎてしまわれた女性は、接種を希望される場合には、任意での自費接種となります。だいたい婦人科やレディスクリニックでは、1回1万5千円、3回で4万5千円(+消費税)位かかると思います。「 VPDから子どもを守る会」でも、積極的な勧奨差し控えの事や、将来接種を希望した際の金銭面での費用負担などが問題視されて、活発な討論が行われています。

④子宮頸がんは20~30代の女性がかかるがんの第1位です。日本全国の患者数は年間約1万1,000人、死亡数は年間約3,000人と言われています。寺島は自分の身内ならば、自分に娘がいれば、接種を行うと思います。

⑤HPVワクチンは、2種類ありますが、4価ワクチンのガーダシルを採用します。接種のスケジュールは、下の写真で載せております。ガーダシルを最初に接種した場合は、3回の接種スケジュールはすべてガーダシルで行います。(=互換性がない。)

サーバリックスは、子宮頸がんのみに対する予防ワクチンです。一方、ガーダシルは、子宮頸がんに加えて、性感染症のひとつである尖圭コンジローマと呼ばれる一種のイボに対しても予防効果のあるワクチンです。

下に手持ちのポスターを載せておきます。クリックして頂くと大きくなります。また、兵庫県サイトのWEBでワクチンの情報公開中のページへリンクしておきます。下にある<こちら>をクリックして頂くと、別ページを開いて表示されます。

⑦ガーダシル接種後は、すぐに帰宅せずに接種後30分程度は体重を預けられるような場所で、なるべく立ち上がる事を避けて、安静にしてから、帰宅して下さい。接種後30分はじっと座っておいて頂きたいので、18:30~19:00では、ガーダシルの予約が取れない様に設定しております。




 

兵庫県サイトでWEBでワクチンの情報公開中です。詳しくは、<こちら>をクリック

「子宮頸がん」の予防には、ワクチンの接種と定期的な検診が重要です。がんが進行してしまうと、子宮を全て摘出することになり、その後、多くの後遺症に悩まされる恐れがあります。「子宮頸がん」のために、小さな子どもさんから、母親が奪われる事がないように、ワクチンの接種と定期的な検診をお願い致します。

令和2年3月25日     
              てらしまこどもクリニック   寺島 和浩

2020年3月25日